The Dragon Scroll

Be just and fear not.

35歳定年説。

伝説の「エンジニアの35歳定年説」について、ついこの前、人材コンサルをやっているエージェントに、彼の意見を聞いてみた。
ちなみに、私は、35歳で何が終わるのだろうと思っているクチです。
確かに、漫然と、年齢を重ねるだけでは、その頃に、後悔することが
出てくるだろうとは思いますが。


「35歳定年なんて、無いよ。」


ああ、やはり、そうか。


「延々と、こちょこちょと技術をやっているのであれば、しんどいけどね。」

J2EEとか、なんとかっていう、業界の技術なんて、凄い狭い世界だけの
 話なんですよ。一般人からすれば、そんなもん、どうでもいいんですよ。」


それはそうだ。


「だから、35歳の人が、『私、凄い技術を持っていて〜』って言ったって、
 次はないですけどね。次がある人は、40でも転職ができる。」


狭い世界で通じる話ができなくなるということなんだろう。
当然、ある年齢に達した時、求められるものが変わる。
その求められるものは、実は業界なんて関係なく、存在するもの。
逆にいうと、そこが抑えられていれば、「次」があると彼は言う。


バランスなのだろう。技術屋の能力とビジネスパーソンとしての能力との。


自分のことを考えてみる。自分は常に未完成だと思う。
自分の将来のために、その年齢で求められるものを願わくば備えれるよう
精進しようと決めている。