The Dragon Scroll

Be just and fear not.

プロってなあに。

仕事のプロってなんだろう?と思うようなことがあって、
手にした本がこちら。

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)

プロフェッショナル原論 (ちくま新書)


ここには、プロの定義が書かれています。
第一に、プロフェッショナルはきわめて高度な知識や技術に
基づいた職能を有していなければならない。


第二に、特定のクライアントからの特定の依頼事項を解決
してあげるという、仕事の形式を取る。


第三に、プロフェッショナルはインディペンデントである。


一つ目は、わかりやすいですね。
通常一般の人に比べて、特定の専門分野に関しては、
圧倒的な知識と技術を持っているかどうかということです。
本来SEが備えていなければならない基本要件です。


二つ目は、オーダーメイドということです。
案件型の仕事ということですね。
システム屋であればイメージしやすいですね。


三つ目は、二つの意味が含まれるようです。
一つは、組織に属さないフリーであるということ。
もう一つは、仕事を自己完結できるということです。
企業SEであれば後者ですね。一人前として数えれるか
というところです。


この本では、プロフェッショナルな職業として、主に
医者や、弁護士を上げています。
企業SEもプロフェッショナルな職業として数えられますね。


そう、言いたいことは、SEもプロなんだという当たり前の
ことです。


だから、自分の仕事や行動については責任を持たなければ
いけないという、あたり前のことを言いたいわけです。


 良く分からないけど、とりあえずプログラム直してみた。
 良く分からないので、全部おしえて下さい。
 良く分からないから、適当にやっときました。


決して、我々の仕事は「よく分からないけど、たまたま上手くいけば良い」
という仕事ではない。
それは、結果指向の成果主義的な考えとも全くかけ離れた
単なる無責任な考え方です。


あたり前のことでうんざりするかもしれません。
しかし、せめてプロの定義には立ち返ってみて欲しいと思う人も
時にはいるわけで。