Database as a Service.
「自分たちが得意とするモノをサービスとして提供します。」
がSaaSやHaaSの思想である。
システム屋がこれまで培ってきたノウハウや得意分野を
サービスとして売るイノベーション。
例えば、データベースに特化した、DaaS[Database as a Service]
というのも面白いかもしれない*1。
大規模なデータベースを、サーバ、クラスタ構成、
バックアップシステムの構築等含めて、一式用意するのは、
相当にモノがかかる話である。
データベースは世話が焼ける。
要件によるが、考慮することが多い。
セキュアでなければならないし、障害に強くなければいけない。
運用も相当めんどうくさい代物である。
そんなめんどうなモノは、もう所有しない。利用する。
サービスプロバイダは、データベース自体と、その運用をサービス
として提供する。
ユーザ側にとってすれば、データを「あちら側」に置くことで、
自分たちが管理するより、よっぽど安心できるだろう。
だが、ミッションクリティカルなシステムのデータを、
企業が外出ししようとするだろうか?
そもそも、データに対するセキュリティポリシーが、
SaaSに立ちはだかる壁の一つである。
いや、逆に、そこにこそ、ビジネスチャンスがあると思うのだが。
Oracleあたり、そろそろ始めてもおかしくないんじゃないかな。