Lean Software Development(2)〜学習効果を高める。
リーンソフトウエア開発?アジャイル開発を実践する22の方法?
- 作者: メアリー・ポッペンディーク,トム・ポッペンディーク,平鍋健児,高嶋優子,佐野建樹
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2004/07/23
- メディア: 単行本
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いくつかのバリエーションを試しながら、自分の考える料理の味に
近づけていく。失敗も繰り返しながら。
そのたびにフィードバックを得て、次のサイクルに入る。
こうして考えると、レシピを考える作業とソフトウェア開発というのは
対比として良くできていますね。
さらに、本ではこのように定義しています。
・レシピを考える=反復に価値がある=開発
・レシピに従って料理を作る=反復はムダを生む=製造
リーン開発では、ソフトウェアは前者の「開発」プロセスに
従うべきという考え方を取っていますね。
最初から完璧さを目指すのでなく、区切られた時間のサイクルを
まわす過程から、フィードバッグを得て要求に近づけていく。
勿論、要求獲得の観点だけではなく、チームの成長がそこにはある。
区切りと区切りの間で振り返りを行い、プロセスの改善を行っていく。
ソフトウェアとともに、人も成長していくという考えですね。