The Dragon Scroll

Be just and fear not.

書籍「チーム・ジャーニー 〜逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで」を書きました。

f:id:papanda0806:20191231074423p:plain

 2019年は「チーム・ジャーニー」を書いていました。2020年のお知らせ。

  2019年は、ぼっちアドベントカレンダーという孤独感あふれるアドベントをやっていました。このアドベントの趣旨は「ぼっちが自分の専門性や感性にまつわる何かを書く」ということで、アイキャッチ画像にぼっちが滲み出るものを選ぶようにしました。24日までぼっち感を高め続けた後に、25日目は「でも、もうぼっちではないんだよ。なぜなら、チーム・ジャーニーが来るからね」。これが言いたいためだけにアドベントをやっていた…わけでもありませんがamazonの予約が間に合ってよかったです。

 「チーム・ジャーニー」という本がどういう本で、なぜ書いたのかはnoteの方に書きました。「カイゼン・ジャーニー」から、まさか立て続けに本を書き続けることになるとは思っていませんでした。何か一つを形にすると、表現が足りないところに気づいて次が書きたくなる。延々と書き続けそうな流れですが、1冊書くのにとてつもない時間を投入し、体力を要するので一旦この本で休憩を入れようと思います。

 …と心に決めながら、既に次の本をしたためています。「チーム・ジャーニー」の最後と被り気味で執筆していました。エンジニアリングが分からない人でも読めるようなアジャイル本。こちらはそれほど長いジャーニーにはならないはず。共著ですし。

 

 さて、話を「チーム・ジャーニー」に戻すと、多くの人の手に渡った「カイゼン・ジャーニー」を踏まえて、完全なる続き物ではないが、内容的繋がりを持たせた本を書くというのはそれなりにプレッシャーのあることでした。「カイゼン・ジャーニー」を読んでなくても内容が分かり、全く新しい学びがある。なおかつ、「カイゼン・ジャーニー」を読んでいる人にはさらに楽しみがある…というのは相当難しいことなのです。

 で、特に秘訣はありません。いつものように、無尽蔵に時間を投じて、自分が書いた内容をひたすら読み続けて、つるつるに仕立てていくやり方しか知りません。そこには小手先は置いておくと、人に伝えられるようなノウハウがありません。おそらく、真に創造性を必要とする行為とは、当事者にとっても毎回新しいものであり、丸腰のような感じで挑む必要がある、ということなのでしょう。

 ふりかえると2018年は「カイゼン・ジャーニー」の、2019年は「正しいものを正しくつくる」の年だったと言えて、2020年が「チーム・ジャーニー」にまつわる活動が多い一年になるのは間違いなさそうです。初っ端の大きなイベントは、デブサミ2020です。2日目の先鋒を務めさせていただきます。

 内容は、デブサミで先行発売予定の書籍を先取りしたものを予定しています。この数年での集大成的な位置づけになるので、ぜひお越し下さいませ。

 さらにデブサミ2020では、2日目のラスも務めさせていただきます。

 翔泳社岩切さんとこのあたりのテーマを議論していて、高まる課題意識からの共通認識が生まれ、「どこかで話せると良いね」と話していたものの、デブサミの舞台が借りられるのはとてもありがたいこと。力を貸してくれる石井さんや黒田さんにも感謝致します。岩切さんも、ようやくこのテーマの切り込みができて楽しみなんじゃないかな。

 2020年は、「チーム・ジャーニー」に乗せて、新たに取り組みたいことがあります。ジャーニーはいつでも、どこからでも始まる。2020年も皆様にとって良い一年となりますように。