アジャイルチームワーキンググループの立ち上げ
直近の仕事で、あるチームの変化を目の当たりにしました。
かつて、そのチーム内は不協和音で満たされていました。お互いを信頼するような気持ちは消え失せて
いたように見えました。チームの仕事の完成度も決して高くはない。むしろ課題が山積みになって
いました。プロジェクト全体にとっては、そのチームの状態こそ、課題。
いや、正確には、そのチームは、まだチームにはなって
いなかったのです。ただの集団だったのです。
集団は、チームに変わることができます。それは、チームに居る人々が、お互いを信じられるか
どうかにかかっています。そして、そのためには、さまざまな仕掛けが必要です。
そのチームに応じた、仕掛けが必要です。リーダーはチームの演出家です。
- 作者: 岡島幸男
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/03/24
- メディア: 単行本
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チームがよりよくなっていく、より強くなっていくためには、どういうコンセプトや
価値が必要とされるのだろうか。そして、それはプラクティスとして、どういう形に
具体化されるのだろうか。また、価値とプラクティスを結ぶような原則は存在するのか。
そういうことを、地に足をつけて考えたいと私は思うようになりました。
考える上で、切り口とするのは2つ。これまでの経験や活動を背景にして考えた仮説。
1つは、アジャイル(なチーム)。
もう1つは、学習する組織。
前者はチームの状態、後者はチーム形成のプロセス、それぞれの中心にあるのではないか。
チームについて深く考える場を作るべく、アジャイルプロセス協議会のワーキンググループを
立ち上げることにしました。
http://www.agileprocess.jp/
チームについてのさまざまな考え方や意見を集め、議論したいと思っています。
ご興味のある方は、参加をリクエストしてみて下さい。
http://groups.google.co.jp/group/agileteamwg