The Dragon Scroll

Be just and fear not.

地域ギルド(Regional Guild)を始めます。

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 地域ギルド(Regional Guild)を始めます。

 東京へ行かない日々が続いています。クライアントと密にコミュニケーションを取りプロダクト開発なり事業開発を進めてきた者としては、まさかこんな日々がやってくるとは想像もしていませんでした。

 開発チームが全員リモートワークで分散している、というのは珍しいことではありません。ですが、ゆるふわなプロダクトの方向性を仮説検証によって段階的に確からしくしていく...そのための合意形成を関係者やチームと行う...そうした役割までもが、完全リモートワークでできるようになっています。 いわゆる「検証済」です。

 身を持ってその検証をおこなってみて、これはいよいよ「場所前提の働き方」からの開放の時代が到来したと感じました。仕事の時間は、自分の好きな場所で働く(私の場合は自宅ではなくて、少し離れたところにあえてオフィスを設けました。とはいえ歩いていける距離です)。仕事を終えたら、自宅の周りで生活に必要な活動を行う。私は、海岸を散歩することが日課になりました。こんな習慣を得たのは初めてのことです*1

 どこか「ひとところに集まる」から、場所は「どこにでもある」へ。「働き方の多様化は進んでいる」と最近まで考えていましたが、いや、まだまだでした。これからより多様性が高まるときを迎えるのでしょう。むしろ、これから先に働く場所と働く形態に前提を置かない「ギルド」という働き方がフィットすることになるのでしょう。

 そして、その働き方が最高に活きるのが「地方」です。最初の取り組み先として選択しのは「静岡」でした。

devlove.doorkeeper.jp

 なぜ静岡なのかは上記のページを見ていただくとして。地方にギルドを作っていくとして、前提となるのは地域(企業や行政)と、ギルドとの繋がりです。ここはラフにやるべきではありません。丁寧に取り組まなければ、良質な関係性は期待できず、結果も出ません。ですから、静岡の有志企業の協力を得て、さらにその同志を増やすべく、場作りを始めることにしました。

shizuoka-guild.peatix.com

 どちらのイベントも、インターネット越しに参加することができます。多様な場作りには多様な力が必要となります。ぜひ、その力を。

*1:あれだけ海岸沿いのSIerに居たというのにね