The Dragon Scroll

Be just and fear not.

「塹壕より、アジャイルプロジェクト運営」と「因果関係図で真の問題を捉えよう!」

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塹壕より、アジャイルプロジェクト運営

 Regional Scrum Gathering Tokyoで登壇してきました。1日目は、藤原さんと組んで発表しました。

 「塹壕より、アジャイルプロジェクト運営」

 テーマについての質問をまず掲げて、参加者の皆さんにペアで考えてもらい、それを全体で共有する。そして、発表者があらかじめ用意していたテーマに対する要約を話すというスタイルを取りました。初めてのやり方(しかも2人で分担)なので、上手くセッションが作れるか不安がありましたが、参加者の皆さんの前のめりな参加のおかげで形にすることができました。

 質問は3つ用意しました。

  • アジャイルなプロジェクト運営をはじめるときに最初に何をすればいいのだろう?
  • アジャイルなプロジェクト運営を維持するために何に気をつければいいのだろう?
  • 関係者がプロジェクトのゴールを追うために大事なこととはなんだろう。

 前2つを藤原さん。最後の質問を私が担当しました。私の部ではこんな話をしました。

  • ゴールには「プロダクトの大いなる目標となるゴール」と「ゴールのための中間ゴールとなるマイルストーンゴール」の2つがある。
  • ゴールを明確にするためにインセプションデッキ作りを利用しよう。
  • インセプションデッキを作ると、プロジェクトのタイプ(期待)がみえてくる。プロジェクトのタイプには「仮説検証型」と「最短距離型」の2つがある。(「仮説検証型」「最短距離型」はこちらの「越境する開発」で触れた内容)
  • ゴールに向けて、それぞれのタイプに応じたリリース計画を立てる必要がある。

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 2つのプロジェクトタイプとそれに適したプロジェクトプラクティスとは何かについては、多くの語るべきことがあります(デブサミでも話す予定です)。

 「一方的に話を聴くだけではなく、自分たちが考えることができた」というフィードバックを頂くことができたのは、質問駆動のスタイルを取った本望といえます。ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。

因果関係図で真の問題を捉えよう!

 また、2日目は因果関係図を使ったワークショップをファシリテートしました。

 「因果関係図で真の問題を捉えよう!」

因果関係図は、書籍「リーン開発の現場」で20章をまるまる割いて解説している問題発見のためのツールです。ワークショップで使った資料を紹介しておきます。

 なお、本ワークショップを作るにあたっては、DevLOVE神奈川の皆さんに素振りに付き合って頂きました。その時のフィードバックはとても参考になりました。感謝いたします。