The Dragon Scroll

Be just and fear not.

それが私の恩返し〜 XP祭り2009 〜

9月19日は、XP祭り2009でした。
9月19日 XP祭り2009 ~ XP10周年:ソフトウェア開発から日本が変わる ~(東京都)
参加された方(参加できなかった方も)、講演者のみなさん、どうもありがとうございました。
スタッフとしての仕事もせずに、自分のLTの準備をしていました。他のスタッフのみなさん、すいません
でした。そして、お疲れ様でした。


私のLTの発表タイトルは、"始まらなかったAgileの話をしよう"でした。
"始まったAgile"だったら需要があるだろうけど、なんせ結局"始まらなかった"わけなので、
しまりがない。ただ、Agile for Businessとか、コミュニティ・ワークバランスとか、顧客や社内の
合意形成とか、話したいポイントはいくつかあった。
やはり5分は厳しかった。本当は、もう少し時間をかけて話をしたかった。
この話の続きを、いつかしたい。


講演の方でしっかり話を聞けたのは、鉄人28号と、id:kuranuki さんの基調講演でした。
(自分のトークが終わって緊張が解け、初めて聞く耳ができた。もったいない。)
倉貫さんの
"ソフトウェアが人の意識を変える。人と人との繋がりを作る。ソフトウェアの可能性が広がっている"
という話。激しく同意。ソフトウェアは、新しい社会を創っていく。そこに価値がある。私はそう信じている。


ところで、倉貫さんの話は、正直、泣きそうになった。
情熱→ビジネス→情熱のサイクルのくだり。(以下、脳内補完あり)
デスマを経て、XPJUG等の活動と出会って、そこが、とても良い雰囲気で、自分の居場所を
見つけることができた。しかし、ビジネスの方がうまく行ってなければ話にならないでしょ、
という視点に変わった。そこから、一周して、今、またこの居心地の良さに価値を見出した。
倉貫さんの最後の代表講演が、そこに落ち着いたことに、とても感動した。
今日は、どう考えても、早稲田でリアルにこの話を聞くべきでしたよ。Agile関係各位のみなさま。


倉貫さんが代表を辞任して、虚無感を感じている。
でも、XP祭り2010で倉貫さんに一講演者として、講演をしてもらうために、私は、スタッフを続ける。
それが、私の恩返しだから。