The Dragon Scroll

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チームタイプ4つの基本形

稼ぐチームのレシピ

稼ぐチームのレシピ

この本によると、チームタイプ基本形は4つに分けられる*1

  • 和・仲間チーム
  • 仕組み・軍隊チーム
  • 精鋭・開発チーム
  • アメーバチーム


一つ目の仲間チームは、和を何よりも大切に考えるチーム。安定的な環境では、力を発揮するが、
大きな変化には弱い。行過ぎると、ぬるま湯になるタイプ。
軍隊チームは、その名前のとおり、軍隊のイメージ。個人ごとの職務がきっちりと決まっている。
仕組み化が進んでいるチームだが、その仕組みで対応できない状況に直面とすると力を発揮できない。
精鋭・開発チームは、高い専門性をもった人材の集まり。個人の高い創造性と、それを組織の力
に変えるプロセスを備えたチーム。軍隊チーム同様に、"仕組み"で動く。
アメーバチームは、自由、自律のもとに集まった、個性豊かな人々のための「場」というイメージ。
精鋭・開発チーム以上に、個人の創造性、専門性を発揮する。"仕組み"より、価値観で動くチーム。


どのチームが優れている、と言うわけではなくて、チームにはタイプがあるし、そのタイプに応じて
強み・弱み・チームビルディングの方法がある、という。
ソフトウェア開発のチームには、どのタイプが多いだろうか。
仲間・軍隊チームのケースが多いかもしれない。精鋭・開発チームというのも、存在する。
彼らは強いチームだと思う。一方、アメーバチームは、開発の現場では見たことが無い。
ソフトウェア開発の現場ではなくて、コミュニティにあてはまりそうだ。
この中では、プロセスより価値観の共鳴を重視する、アメーバチームが興味深い。

*1:もちろん実際には単純に分けることはできないだろう。あくまで基本形の話