The Dragon Scroll

Be just and fear not.

僕たちは、その場に、DevLOVE(デブラブ)という名前をつけた。

イベントや、セミナーに参加していて、虚しい思いをしたことがある。
参加セミナーが、意に反して、製品宣伝セミナーだったとき。
数時間を費やしたが、何も響くものが得られなかったとき。
高尚な、ありがたそうな話を聞くことができた。
−だけど、この話は、自分の仕事にいつか役に立つんだっけ。

インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践の監訳者まえがきに、こんな件がある。

上手なオブジェクト設計ができるようになるまでに、書籍を
何千ページ読めばよいのでしょうか?
コードを何万行読み、そして書けばよいのでしょうか?
「包装資材調達管理システムは再来月には納品なんだけど!」

インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践

インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践


現場の開発者のための、場を作ることができないかな。
そう思ったのは、2008年の1月のことだった。
そういう場があるのは、間違いないけれども、そんなに数が
あるわけでもないと感じていた。
そういう場で、出会う人々の顔ぶれが段々同じに
なっている気がしていた。
それが、楽しみでもあるのだけれども、では、現場で一緒に仕事を
するような人たちは、一体、どうしているのだろう、という疑問も
湧いていた。


いつ役に立つか、分からないような話を扱うイベントではなくて、
現場にとって益するところのある場を作りたいと思った。
明日、職場に戻ったときに、自分が何か持ち帰っていることに
気づき、昨日とは違う、何かを始められるような、そんなきっかけに
なる場を作りたいと思った。
それは難しいことだけれども、僕は、その可能性を感じさせる場を
既に見てきた。
この業界が変わるわけがないと、言う人はまだいるだろうか。 - papandaDiary - Be just and fear not.


そして、幸運なことに、その場を一緒に作る仲間に恵まれた。
僕たちは、その場に、DevLOVE(デブラブ)という名前をつけた。
http://www.machoup.jp/devlove2008/