The Dragon Scroll

Be just and fear not.

RubyKaigiで印象に残ったシーン

RubyKaigiで印象に残ったシーンがある。
それは、一日目のLTで、最初に発表された方のトークスでの
一コマである。


この方のトークスの主旨は二つあった。
優秀な開発者と初心者とでは、2:8で優秀な開発者が少ない。
しかし、成果は、8:2で、優秀な開発者多く上げる。
だから、初心者偏重は宜しからず、優秀な開発者を
大切にしようというお話。
もう一つは、大規模開発なんて、サイズに対する適切な設計が
できていないだけだろ、愚の骨頂だという話。


ずいぶんと会場の受けが良かったのを覚えている。
このときタイムキーパーは、角谷さんだった。
最初の方の発表が、なぜかリミットから20秒ほど過ぎても終わらず、
角谷さんが、隅の方で会場に対して頭を下げていたのが
印象に残った。
なんらかの調整が発生していたのだろうか。
この発表へのその時のその場での賞賛は、圧倒的なものを感じた。
あるいは、発表を止めることができなかったのだろうか。
とても細かいことが、印象に残った。


ところで、私が、今たまたま読んでいる、「XPエクストリーム・プログラミング適用編―ビジネスで勝つためのXP (The XP Series)
という本に、こんな記述があった。

XPは、私たちが目にしてきた中で、(略)最高の方法だ。
平凡なプログラマでも、より効率的に働けるようにしてくれる。
そして、優秀なプログラマが驚異的な働きをしやすいように
してくれる。
さらに重要な点は、協力して勝てるチームを作れることだ。
そして、ゲームに勝っているときには、みんなの生活が
もっと楽しくなる。

僕はこの文章が好きだ。