The Dragon Scroll

Be just and fear not.

本当にRubyKaigiに行ったんだろうか。

昨日はRubyKaigiに行ってきた。
RubyKaigiも、つくばも初めてだった。
いやー、とにかく凄い刺激を受けてきましたよ!
という言葉が湧いてこない。
実に何も腹に残っていない。
昨日、本当に私はRubyKaigiに行ったんだろうかと。
いや、確かに行った。基調講演も聴いてきた。
でも、明日から何か変わるかというと、そうはなりそうもない。


決して、RubyKaigiを批判するわけではない。
あれだけのギークRubyistを集め、あれだけ熱くなれる
カンファレンスは、他に類をみないだろう。
普通じゃない熱さを発していた。
あそこに居た人々は、例えば今年のデブサミよりもはるかに強い
刺激と楽しさを感じていたのではないだろうか。
たくさんの聴衆を集め、カンファレンスとして、きっと
成功したんだと思う。
あれだけのカンファレンスを、成し遂げるRubyコミュニティは
素晴らしいと思う。


では、自分の中にある、この空虚さは何だろうと、考えたときに、
おそらく、「好きの深さ」が違うんだろうと思った。
私は、「Rubyが好き」だ。
Javaに費やす時間より、はるかに自分の時間をかけている。
しかし、RubyKaigiのRubyistは「Rubyが三度の飯より好き」
あるいは、「Rubyが無い世界なんて、なんてつまらない世界」
と言える人たちなんだろうと思う。
そして、RubyKaigiは、そういう人々をターゲットにしている
のではないだろうか。
この点は良く分からないし、今となってはどっちでもいい。
*1
ただ、私は、三度の飯は食べたいし、Rubyが無くても、DBがあれば
生きていける。
…あ、そういうことか。

*1:SeaserConfは、RubyKaigiとはまた違う気がする。SeaserConfはマーケティングの要素が多分にある