モノには、意味と形が備わっている。
モノには、意味と形が備わっている。
例えば、「商品マスタ」というモノには、「商品マスタ」という
名前が付いている。これが、そのモノを表す形。
一方、意味も持っている。
Aというシステムで扱う、「商品マスタ」と
Bというシステムで扱う、「商品マスタ」とでは、
形は同じかもしれないが、意味が全く異なる場合がある。
この「意味」を顕すことは、実は単純にはいかない。
「意味」は、他のモノとの「関係」で、初めて顕すことできる。
単体で、自明の意味を持つと考えることができる
モノがあってもおかしくはない。
だが、突き詰めて考えると、果たしてその「意味」は
誰にとっても同じ認識、ぶれることのない「意味」と言えるのだろうか、
と考え始めたときに、疑わしくなってくる。
この「顧客マスタ」は、顧客を管理するエンティティです。
では、この「顧客」とは何か、取引先か、得意先か、仕入先か。
どうやれば、その意味を確かに知ることができるのか。
やはり、他のエンティティとの関係性を見ていくことになる。
そのエンティティがどのように使われているかを見ていくことになる。
使われ方が同じであれば、同じ意味として捉えることができ、
同じモノと初めていえる。
なんてことを、仕事(データ移行)で考えていたら、
そりゃ、こんな時間にもなる。