The Dragon Scroll

Be just and fear not.

良いチームの遺伝子は、生き続ける。

良いチームといえるたった一つの条件は、
「このチームでまた仕事がしたい。」と思えるかどうかだと思う。
良いチームは良いプラクティスを自分たちで作り出し、自分たちで改善を行う。
しかし、チームはいずれ解散する。プロジェクトやミッションの終了とともに。
良いチームは過去のものとなり、離散したメンバーはそれぞれ、別のチームで
それぞれの新たなミッションに取組む。どんなに良いチームも、それでおしまい。
あんな頃もあったねと、思い出が記憶の片隅で大切に保管されるのが関の山なんだ。


いや、そうではない。
良いチームの持っていた遺伝子は別のチームでも継承される。
良いチームの遺伝子は、生き続ける。
その散らばった先で、生き続ける。
そう考えると、良いチームのプラクティスは広がり続け、良いチームと呼べる
チームがいろんな場所で生まれることになる。
逆にチームが解散すればするほど、その機会が増えることになる。
なんて好循環!


だが、もちろん、現実はそうはいかない。
向かった先々で、良いチームの遺伝子は、様々な抵抗に遭い、やがて心がおれ、
その力を失っていく。
あのときうまくいったプラクティスが今度のチームではどうにもうまくいかない。
そんなときこそ、解散した良いチームは、また集まる必要がある。
集まって、自分たちの状況をシェアして、良かったころのチームで解決策を
考えればいい。遺伝子は強化され、また先々のチームに戻っていく。
チームにも同窓会が必要なんだ。
*1

*1:というわけで2月になったら前のチームの同窓会やろう。