The Dragon Scroll

Be just and fear not.

達人が教えてくれたこと。

久しぶりに「達人プログラマー」を開いて、思い出した。
知識ポートフォリオに投資するということだ。
「達人」によれば、金融のポートフォリオと同じく、知識ポートフォリオ
管理しなければなりません。
さもなければ、知識の価値の低下に連動して、顧客や会社からの評価も低下
します。
(例えばCOBOLのように。もっともCOBOLの本質的な価値まで下がったとは
 いえませんが。)


「達人」の教えを実践する
1.定期的・継続的に知識への投資を行う
 知識への投資を定期的に、継続して行わなければならない。
 学習に終わりはない。学ぶべきことは、いつまでも、いくらでもある。


2.技術を多角的に習得する
 特定の技術に定まることなく、多くの技術に携わることで、
 より上手く変化に適応することができる。


3.保有技術のリスク管理をする
 例えば、Javaを学習するのか、.NETを極めるのか。
 万が一、選択した技術の価値が暴落した時のことを、想定して、
 知識への投資を行わなければならない。リスクは分散しなければならない。


4.安く買っておく。そして高くなったときに売る。
 今後、潮流となる技術を、それが一般化される前に学習しておく。
 例えば、Railsや、DIという技術を数年前から学習を進めていれば
 今現在において相当のイニシアティブを得られる。


5.計画の見直しと投資の再配分
 投資の見直しを行う必要がある。
 今は熱い、価値の高い(と思われる)知識でも、数ヶ月後には冷たいものに
 なっている可能性がある。


今でも、技術書・専門書のインフレした価格に悩まされながらも
必要と思った技術書は、無条件で購入するようにしている。
達人プログラマーの言葉は、私の中で息づいている。