The Dragon Scroll

Be just and fear not.

ふりかえり〜(15)ズレ。

私は、仕事に対し、大きな不満はありませんでした。
今現在でも、この頃を否定する気持ちはありません。
しかし、不安はありました。
SEでも営業的活動をメインとするSIerでは、SEとして積んでいく経験や、
仕事の評価の点で、どうも自分の考えているベクトルとずれているような
気がしてなりませんでした。


会社は、ほぼ全てのSEに営業的活動と、プロジェクト管理者としての役割を
求めていました。ある意味SEは不要だったのかもしれませんね。
SEとしての活動は、協力会社に任せておけば良い…。


しかし、思うのです。
「真のPMとは、SEとして幅広い経験とスキルという裏づけが
 あって、初めて務まるのではないのか?」
似非PMは、デスマーチを生み出すだけだと思っています。


やり方によっては、SEとしての経験を積むことはできました。
(そういう意味で、自主自立のできる良い会社でした。)
ただし、「ズレ」を抱えたまま、仕事を進めることになります。
様々な面で余計な苦しみもあります。
その「ズレ」が、私の中で、いつの間にか大きくなっていることに
私は気付いていました。


そして、問いかけました。
「3年後、5年後、自分はこの会社でどのようなSEでいるのだろうか?」


「今のままで、良いのだろうか?自分の考えるキャリアをこのままで
 作っていくことはできるのだろうか?」


私は、今度は、市場での自分の価値を問いかけてみることにしました。
とある転職サイトに登録をしたのです。