ふりかえり(9)〜とりあえず１ヶ月

某県で、待っていた案件は、最高のデスマーチプロジェクトでした。
主管ベンダは、某大手SIer。
しかし、プロジェクトは全く先が見えない。
嵐のようなインシデント対応で、崩壊寸前。
ＰＪメンバは完全に疲弊仕切っていました。

そのようなＰＪに入ったこと、単身赴任であることから、
肉体的にも精神的にも、すぐに私も追い詰められました。
タクシー帰り、終電、タクシー帰り、タクシー帰り、徹夜の
デススパイラル。

しかし、私は上司と約束をしていました。
上司「とりあえず１ヶ月だけだから。」

たったの１ヶ月です。
たったの１ヶ月が、２ヶ月過ぎ、３ヶ月過ぎた頃には、
なんと、所属していた事業部が、全く別の理由で消滅してしまったのです。
私は、帰るべき場所を失いました。

新上司「このまま、ここに(某県)引越して来なさい。」
私「あの…、私、京都に新居を借りたばかりなんですけど…」

ＰＪに向き直ると、火事が広がり、焼け野原状態。
ＰＬは、連日の徹夜で、オフィスで倒れています。
家庭に向き直ると、奥さんが一人で新婚生活を送っています。

私は、いよいよ、転職を決意し、活動を始めました。