The Dragon Scroll

Be just and fear not.

仕事

過去私が残した宿題=XP

最近、XP(eXtreamProgramming)に関して、調べています。 すっかり市民権を得て、今更?と思われる方もしれませんが、 私にとっては、ちょっとした宿題なわけで…。 XPが日本に登場した際は、相当のインパクトがあったことを 覚えています。 2001年当時、私は…

誰もがアーキテクト。

昨今のアーキテクトの安売りは、どうかと思う。 ITSSを導入しているSIベンダー各社は、アーキテクトという職種を 設定している。 私がかつて実際に見た、アーキテクトの定義は、単なるインフラ屋だった。 そんなアーキテクト誰がわざわざ目指すのだ。 しかも…

ITSSにみるアーキテクト。

私にとって、アーキテクトという言葉にはそれなりの 思いがある。 ITSSに定義されたITアーキテクトという職種についての 考察。 ほとんど流行らなかった、ITSSバージョン1では、 アーキテクトについて、以下を実施するものとしている。 −戦略的情報化企画 …

ジェネラリストか、スペシャリストか。

良く、面談や面接で問われるのが、 「マネジメント系を目指すのか?技術系を目指すのか?」 私にとっては、難しい質問です。 両方、必要と思いますから、どちらか一方という選択ができません。 同じような質問に、 「ジェネラリストを目指すか?スペシャリス…

謙虚さ。

私が大切にしているものに"謙虚"さがあります。 仕事でも私生活でも根底にあるものと思っています。 これがなければ人と人とのつきあいなんて破綻する。 謙虚さは、自省の念から生まれる気持ち。 謙虚さに欠けている時は、きっと自分を省みていない。 それは…

Seasarを取り巻くモノ。

その他のセッションの感想です。 JBoss jBPMとSeasar2との連携 JBossは、個人的に熱いので、このセッションを選択しました。 講師の方は、日本HPの方ですね。 日本語の活字情報の少ないjBPMについて、詳解され、 とても良かったです。 ただ、最初のセッショ…

SeasarConference2006Autumn

本日は、法政大学で開催された、SeasarConferenceに参加して 来ました。 先月から楽しみにしていたイベントの一つです。 http://event.seasar.org/sc2006autumn/ 私が、観賞したセッションは次のとおり。 1 Seasar2.4(講師:ひがやすを氏) 2 JBoss jBPM…

プロってなあに。

仕事のプロってなんだろう?と思うようなことがあって、 手にした本がこちら。プロフェッショナル原論 (ちくま新書)作者: 波頭亮出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/11/07メディア: 新書購入: 5人 クリック: 64回この商品を含むブログ (63件) を見る こ…

転職を振り返る。

久しぶりに懐かしいメールが届いているのを見て、転職活動を していた頃を思い出しました。 以前、転職の時にお世話になったキャリアコンサルタントの 方からの、ご挨拶のメールです。 当時もかなり忙しい毎日だったのですが、今思い出すと とても懐かしい思…

システム開発の未来(3) 〜エンジニアの未来

ITアーキテクトという職種は、エンジニアにとって一つの救世主と なるかもしれない。 まさに、上流も下流も熟知していなければならない職種だろう。 単なる上級プログラマーでも、 単なる上級設計SEでもない。 システムのアーキテクチャをデザインする。…

システム開発の未来(2) 〜上流と下流

上流工程>下流工程という認識が、SE>プログラマーという認識を 生んでいる。 SE単金として扱うため、上流工程の単金は高い。 そのおかげで、お歳を召されたSEでも、上流工程を受け持つことで 単価が見合うようになる。 自然と、下流工程は、新人か、…

システム開発の未来(1) 〜超えられない壁

営業が案件を受注し、SEが顧客から要件を聞き出し、システムを 開発する。 試験工程を終え、リリースに至って、売上が計上される (途中、トラブルを起こしつつ解決しながら)。 こうした、SIビジネスはこれからも続いていくんでしょうね。 SIにかかる…

バランスが重要。

エンジニアとは"職人"であり、その最大の関心事は、仕事であり そのプロセスと成果であると、私は考えています。 システム開発は、一人ではできない。 小規模な仕事であれば、納期どおりに一人でもできるかもしれない。 しかし、基本的には、チーム(組織)で…

ファシリテーターの定義

ファシリテーターとは、何か? 人によっては会議の単なる進行役のことかもしれませんね。 ファシリテーターなんて、テクニックに依存した議事進行役だと。 私が、考えているファシリテーターは以下のとおり。 問題や物事に関する難しさを軽減し、そのチーム(…

顧客とコードの距離を短くする

私が心がけているのは「顧客とコードの距離を短くできるエンジニア」です。 顧客にとって価値のあるものとは、詰まるところソースコード。 長時間に及ぶ会議や、読まれることがない大量のドキュメントを 積み上げることが、システム開発の目的では、決してな…

関西商人と関西SE

以前いた会社の話。 関西の部署ということで、お客様は、当然のことながら関西商人と なるわけです。 関西商人…。あまり良い言葉ではないかもしれませんね。 実際、関西のお客様というのは厳しい。 何が厳しいって、基本的に関西人なんです。 「見積もりはO…

私の師匠

私には、以前の会社に師匠がいました。 最も一方的にそう考えていただけなんですが。 最初お会いした時は、まず相容れないだろうと思っていました。 この人と仕事をすることはまず、できないだろうと。 一言でいうと、アウトロー。 考え方が違うと思っていま…

セキュリティへの過剰反応と思考停止

久しぶりに会社に戻って(一週間開発会社に常駐していたため)、 会社で、Webメールが使えなくなることを知りました。 セキュリティ上の問題からということです。 最近のセキュリティへの配慮、対策というのは、進んできていますね。 …というか、行きすぎじゃ…

Ruby on Rails勉強会

XP祭りの方は、16時で切り上げて、そこから錦糸町に移動。 18時から、RoRの勉強会(日本UNIXユーザ会主催)に参加しました。 たのしいRuby 第2版 Rubyではじめる気軽なプログラミングの著者である高橋征義さんが講師の Rails初心者向けの講義です。 ラ…

XP祭り

日本XPユーザグループ主催、XP祭りに行って参りました。お初です。 新小岩駅から歩いて行ったのですが、案の定、道に迷いました。 地元の方に聞き込みしながら、なんとか会場近くの疎水まで 辿りつき、ちょっと一休み。 今日は、かなり暑かったですね。…

私の資格に対する考え

この業界、数え切れない資格がありますが… 資格は必要でしょうか? 例えば、OracleMasterがありますね。 数万人の方が、取得されています。多くの方が、取得されている分 あまりありがたみがないかもしれませんね。 他にも、代表的な資格と言えば、情報処理…

ソフトウェア工場と再利用

今月の日経SYSTEMSの3つ目の特集は、ソフトウェアファクトリーでした。 「製造業の工場をモデルにしたソフトウェア開発(=ソフトウェアファクト リー)」、それは、開発ツール・マネジメントツール・コミュニケーション ツールなどのリソースを集約し、開発…

Java VS .NET

既に懐かしい話にさえ感じますが…。 5年くらい前に.NETが登場した際、Javaとどちらが勝ち残るかという議論が 雑誌の紙面上で、激しく賑わっていました。 両者は二律背信の決して合い入れないものだった。 エンジニアもどちらを選ぶか(あるいは両方)を迫られ…

達人が教えてくれたこと。

久しぶりに「達人プログラマー」を開いて、思い出した。 知識ポートフォリオに投資するということだ。 「達人」によれば、金融のポートフォリオと同じく、知識ポートフォリオを 管理しなければなりません。 さもなければ、知識の価値の低下に連動して、顧客…

ふりかえり〜(16)転機、再び

エージェントと呼ばれる仲介会社があります。 転職の相談や、案件の紹介、企業とのコンタクト、面接日の設定等を 行ってくれます。 いくつかの企業と、思いの他順調に話が進みました。 私は、その進捗に、正直驚きました。 あの、超超氷河期の新卒時代にはと…

ふりかえり〜(15)ズレ。

私は、仕事に対し、大きな不満はありませんでした。 今現在でも、この頃を否定する気持ちはありません。 しかし、不安はありました。 SEでも営業的活動をメインとするSIerでは、SEとして積んでいく経験や、 仕事の評価の点で、どうも自分の考えているベ…

ふりかえり〜(14)プロジェクト管理屋

私の思いとして、案件の丸投げはやりたくありませんでした。 要件定義から設計〜製造工程以降もきっちりとおさえる。 そうでなければ、SEとしての楽しみがありません。 スキルや経験を積む機会をみすみす、逃すことになります。 丸投げをした場合、SEは…

ふりかえり〜(13)「それ、不具合じゃないですよ。仕様ですよ。」

手がけているシステムの本稼動まで、いよいよ2ヶ月を切った頃 ユーザから、厳しい一言が放たれました。 「これじゃ、使えないよ!」 驚いて、話を聞くと、ある機能がユーザの意図する通り 動作していないことがわかりました。 内容的には、単体テストレベル…

ふりかえり〜(12)自分の手で再現する

私の混乱は深まるばかりでしたが、先輩のおかげで、PJは 回っていました。結合テストは完了に近づき、システムテストの準備に さしかかろうとしていた、ある年の暮れ頃。 私は、別案件で、同じ先輩について、データベースの保守作業を 行うことになりまし…

ふりかえり〜(11)悪循環

自分をエンジニアとして成長させるという意味では、 良い修行の場にいました。 退職した私は、1ヶ月のモラトリアム生活に入りました。 これだけ長い休暇を、働きながら取るのはまず難しいでしょう。 人生の上での、空白期間をあえて作り、十分な休息を得まし…