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「正しいものを正しくつくる 〜プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について〜」という本を執筆しました。

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 「正しいものを正しくつくる 〜プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について〜」という本を執筆しました。6月14日発刊です。

  amazonはこちら。

正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について
 

 サポートサイトはこちら。

beyondagile.info

  概要はnoteにも書きました。

note.mu

 

 私が書籍を執筆するのはこれが3冊目。一冊目は「リーン開発の現場」、翻訳でした。Agile2012で出会って、これはぜひ日本の現場に届けたいという思いで出しました。愛着がもちろんあるのですが、未だにこの書籍で説明されていることを引用し、実際に現場であたることがあります。 

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

 

 

  2冊目が「カイゼン・ジャーニー」、共著です。最初の構想から数えると、出すまでに実に4年かかりました。ギルドワークスの立上げと完全に被り、書こうとしては書けずを繰り返すこと3回。4度目の正直で、ようやく執筆できました。実は最初の3回は1文字も書けませんでした。言語化がいかに難しいが思い知らされました。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

 

  カイゼン・ジャーニーを元にした活動を続けています。むしろ、さまざまな現場、IT領域とは異なる業界の見える化カイゼン支援に関わらせてもらっています。6月10日には久しぶりにイベントをやります。カイゼン・ジャーニーの登場人物を題材にして、背景にある概念を語る。私自身が密かにやりたかった企画で、発刊から1年半近く経過するので、書籍を越えた内容に触れていこうと思っています。

devlove.doorkeeper.jp

 ちなみに、CodeZineでアナザーストーリーを連載しています。

codezine.jp

 

 そして、今回の「正しいものを正しくつくる」は、単著です。構想が半年ほど。執筆は5ヶ月です。3ヶ月ほどで原型を描き、その後ひたすら内容と表現を磨いていました。

 あれだけ、言語化に苦しんだはずなのですが、不思議なもので執筆から離れるとまたあの「自分自身に向き合う日々」に焦がれるようになったのですね。妥協や、言い訳が全く効かない、プレッシャーの日々。ところが、今回は最初の章は少し苦労したものの、それ以降は言語化が楽しくて。楽しみながら描いていました。

 この本は、この5年間の自分の仕事をまとめたものでもあります。これだけ書き出してしまったら「もう自分の手の内はすっかからん」というぐらい言語化しました。

 思いっきり吐き出して、吐き出し切ると、自分の中にぽっかり空間が生まれる感じがあります。その空いた広い場所に何を入れるのか。自然と、少しずつ、もう次のことが入ってきています。自分自身のアップデートがかかるような感じに、ワクワクがあります。

 さっそく、イベントを開催します。6月13日、発刊前日に記念イベントを。どのような書籍を書いたのか、お話させていただきます。当日は、会場で先行販売いたします。

devlove.doorkeeper.jp

 

 「カイゼン・ジャーニー」のときのように、また、東京だけではなく、さまざまな場所に訪れようと思っています。ぜひお声がけ下さい。

 それでは、書籍の「はじめに」でお会いできることを楽しみにしています!

正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について