The Dragon Scroll

Be just and fear not.

デブサミ2010に登壇します。3年前にもらったモノを返しにいきます。

デブサミ2007から3年経ちました。次のデブサミ2010で丁度3年が経ちます(1年の経過は1デブサミで数えるとわかりやすいですね)。
随分長い時間を過して来た感覚がありましたが、たったの3年でした。
私は、この3年でたくさんの方に出会い、たくさんのモノを頂きました。
2月18日に開催されるデブサミ2010は、自分がもらったモノを返すタイミングにしたいと思っています。


人生には、(後でふりかえってみて)顕著な変化が起きた、と言える瞬間があります。
私にとってのデブサミ2007、デブサミ2007の"月と2本の指"の話は、間違いなくその瞬間でした。大げさに言っているわけでもなく。本当に。
実践『From Java to Ruby』 〜 血があつい鉄道ならば/走りぬけてゆく汽車はいつかは心臓を通るだろう 〜


ただ、その瞬間から今に至る間に、自分が考えてきたことや、やっていることの根本的なところは変わっていないようにも
思います。
そのセッションで何を得たのか、今、ようやく言葉にできるようにはなりました。
DevLOVE2009の最後に話をした、ソフトウェア開発における"月と乗り物と重力"のメタファは、このセッションで
感じたことを、3年かけて自分の言葉にしたものです。


変化のきっかけが、また別の変化を掴んできて。その変化が、また次の、と続いてきた結果、私自身がデブサミに登壇することになりました。
SIerのこれからのソフトウェアを創る
私が、デブサミ2010で話すことは、我々が生業とするソフトウェア開発を、この先どこへ持っていくのか、それを
どうやって実現するのか、それはプロセスだけを変えれば到達できるのか、ということです。
アジャイルの話は、避けて通れません。では、何のためにアジャイルでありたいのか。その目的は果たせるのか。
今のままでは果たせないのではないか。では、どうするのか。
これまでの自分の3年をもとに、お話したいと思います。


デブサミ2007で始まった私の、この3年は次のデブサミ2010でひと区切りになります。
その区切りの最初と最後に居たのは、角谷さんでした。そのことに、感謝します。
(角谷さんのことは、デブサミが終わってから、書く。)