Shall We Fusion ？（3）今までは気がつかなかった、自分との出会いもある。
交わるときが、来た。
ライ麦畑のエントリが書かれたのはもう、1年以上も前のことだった。
このエントリが書かれた頃、私は、DevLOVEでアジャイルプラクティスの読書会を開催していた。
社内に閉じていたコミュニティが、社外を巻き込み始めた丁度そんなタイミングだった。
ライ麦畑のエントリもあって、そのときの興奮する思いで書きなぐったエントリの最後に、こんな言葉を添えた。
行動を起こす人々が、どこかで、交わったら。
この業界が変わるわけがないと、言う人はまだいるだろうか。
交わるときが、来た*1。
【DevLOVE2009】世界一言語トークス 〜Python〜
開発の楽しさを味わう。それは最初に掲げたこと。
勉強会カンファレンスで社内勉強会の事例を発表したおり、一緒の枠で話していた方に、Kwappaさんが居た。そのときは、全く絡むこともなく
その後、MSのとあるイベントで共演した際に、Kwappaさんの発表内容を見て、共感を覚えた。
社内勉強会についての失敗も成功も、私も同じようなことを味わった。そこに込める熱い思いも、また。
その後、ustを通じてGainerの楽しさを放映し続けるKwappaさんを観て、そのモノづくりの楽しさをDevLOVEでも伝えて欲しいと思い、講演を依頼した。
開発の楽しさを味わう。それは、私と id:libkazz がDevLOVEを始めたときに最初に掲げたことだったから。
【DevLOVE2009】Gainer Cooking / Arduino Hacking
湧いてくる感情を言葉にしているうちに、いろいろなことが整理されていく。
コミュニティの帰り道の会話が好きだ。やることをやって、充実感と安堵感が湧いている中で、その日をふりかえってみる。
都内から埼玉へ帰る電車の時間は長い。そういう時間に、たいがい隣に座っているのが、id:DiscoveryCoachだ。
彼に伝えるために、湧いてくる感情を言葉にしているうちに、いろいろなことが整理されていく。
自分が不満に思うこと、やりたいことが。
今年、DevLOVEで形になったのは、前半講演、後半ダイアログという流れだ。
前半の講演を企画するのが、主に私。後半のダイアログを担当するのが、主に彼。明確な役割分担を決めているわけではないが、形になった。
id:DiscoveryCoachさんのチカラによるところは大きい。
その彼が、ほとんど本職のようなダイアログについて話をしたいという。
彼にとっての"2009年DevLOVE"も存分に締めくくって欲しいと願う。
【DevLOVE2009】ダイアログからはじめましょ
悔しいことに、彼の思いには共感できる。
年をとればとるほど、人のことを気軽に"お前"呼ばわりすることなんて減っていく。
ところが、所属する会社も違うにも関わらず、そんな仲の奴が2人いる。そのうちの1人が、進藤だ。
長い付き合いになった。最初は、なんという礼儀を知らない野郎だと思っていたが、この男に対しては
そんなことは全くどうでもいいことなんだとすぐに気づいた。歯に衣を着せぬが、適当なことを
言っているわけではない。TOCに関しても論客である。
フリーペーパーを出すや出さないやの話を、最初は飲みながら話半分に聞いていたが、彼とその仲間は
本当にそれを成し遂げた。行動を起こし、あまつさえそれを成し遂げることの難しさ。
悔しいことに、彼の思いには共感できる。
【DevLOVE2009】IT系フリーペーパーを創り続けるための「想いをカタチにする力」
この店でいったい、何羽の鳥を食したことになるのか。
東京には、2つ目の自分の家がある。それが、鳥一代だ。
サムゲタンを中心として、美味しい鳥と魚介の料理と、高麗人参酒が飲める。
東京に移ってきて、すぐに通い始めたのでそろそろ3年になるだろう。この店でいったい、何羽の鳥を食したことになるのか。
店長(今は3店舗を束ねる長)、この男が時折見せる熱さが、いつしか居酒屋の店長と客という関係を超えさせた。
これまで、鳥一代で数々のコミュニティイベントを開催してきた。ずいぶん無理も聞いてもらってきた。
しかし、今回ばかりは、場所が青山と、店から遠すぎる。懇親会で利用できない。
冗談半分で鳥一代ケータリングを思いついたが、まるでリアリティは無かった。
ところが、彼と話をすると即座に、それはやろう、是非やろうということになった。
ケータリングなんて、できる店ではない。手間ばかりくって、店としてはうまみが無いはずだ。
なぜ、引き受けるのか？その問いかけをする前に、彼からこんな言葉が返ってきた。
「あんたがやりたいっていうから、やるんだ。」
私は、東京に2つ目の家がある。
【DevLOVE2009】鳥一代 on Oracle青山センター
*1:id:yoshiori さんをスカウンティングした彼女に敬意を表します
