The Dragon Scroll

Be just and fear not.

この場を作ったら、何か生まれるのではないか、何か残せるのではないかという期待。

3月、3イベントの運営をする中で、"何のために"勉強会なり、イベントなり、コミュニティなりの運営
をするのか、考えたことがあります。開催のコスト(主に時間)がやや大きくなっていました。何よりも
開催者側に回ると、もっともそのイベントを味わいたい人が、そうもいかなくなるという事実。
"誰よりも自分がそれを面白いと思う"、"自分にとってプラスになると思う"からこそ、
イベントやコミュニティの運営を行う。モチベーションの源泉は、ここだと思う。
そして、自分だけではなく、それが他の人にとってもプラスになるのであれば、こんなに嬉しいことは
ない。自分も、他の人も、同じひとつのことから、別々のことを学ぶことができる。
それぞれ反応も、異なる。
その反応を何らかの形で、フィードバックを得られたとき、開催者としてこれに勝る喜びは無い
のではないか。次、また開催しよう、次、良いものを開催できるように、という動機になる。
だから、出来るだけ、自分の体験について、自分の言葉を残して置こうと思うようになった。
私の言葉が、誰かの動機に繋がるかもしれない。


もうひとつ別の動機を、今回のイベントから発見しました。
それは、
"この場を作ったら、何か生まれるのではないか、何か残せるのではないか"という期待です。
語る人も、場を用意する人も想像できない、因果関係を作り出せるのではないか。
そのような期待。


"社内勉強会のつくり方"という場を作ったら、新たに勉強会を開催したり参加する人が現れるのではないか。それによって、この業界に小さな変化が生まれるかもしれない。
"この人から言葉を引き出す"場を作ったら、この業界で日夜努力を重ねる人々にとっての激励の言葉になるのではないか。


そのような奇跡。