The Dragon Scroll

Be just and fear not.

プロジェクトチームに期限はあるが、人々のつながりに期限は無い。

3月18日に、PFP#11がTIS竹芝ビルにて開催されました。
微力ながら、開催のお手伝いを致しました。
というか、自分は運営スタッフなんだと思う。


イベントの構成は、前半1時間で、あまのりょーさんに事例発表頂き、
後半1時間で、天野勝さんにワークショップをファシリテイトして頂いた。
会場運営の都合で、どちらのセッションも、ろくに参加できなかったが、
事例発表については、動画と資料が公開されていて、そちらで
鑑賞しました。
(2009.03.20) - 麦わら帽子の「記」
後半のセッションについては、参加者の真剣な雰囲気が印象的でしたね。
勝さんの司会進行は、オブラブでもよく目にしますが、さすがに
上手い。選ぶ言葉や放つタイミングが、プロフェッショナルだと思う。


りょーさんの紹介しているアクティビティは、実践を経ていて、
説得力がある。
こういった事例発表で紹介されるアクティビティを聞いていると、
自分の現場やチームでも、やりたいと思うようになる。
昔、それを、そのまま自分のチームに持ち込んで、はめようとして、
失敗したことがある。当然ながら、チームの環境も違えば
事情も、感情も、違うわけで、例えリーダが一人、熱を上げた
ところで、上手くはいかない。
他人の靴を履けを言われたところで、いきなり履けるものではない。
しかし、いきなりサイズも違う他人の靴を履かせようなんて、
考える人は、近頃はさすがにいないでしょうね。


今回のりょーさんの事例発表で、特に印象に残ったのは、

プロジェクトを超えた信頼関係の網の目が出来る。
それは組織の強みに転じる。

という言葉。
そのプロジェクトで生み出されたプラクティスとチームの文化は、
プロジェクトが終了しても、プロジェクトを超えて、伝わっていく。
プロジェクトチームも、プロジェクト同様、有期だけど、
人々のつながりに期限は無い。