プロマネが、他のことは何もしなくてもいいから、たった一つだけやらなければならない仕事。
プロジェクトマネージャの仕事って、なんですかね。
コスト管理、要員管理、進捗管理。
その組織、そのプロジェクト、そのチーム体制によって
様々な定義ができそうですね。
しかし、大概のことは、リーダがやるからよしとして。
他のことは何もしなくていいから、一つだけ
プロマネがやらなくてはいけない仕事がある、
と思う。
それは、自分たちの未来を語るということだ、
と私は思う。
このプロジェクトを終えたとき、
この厄介な仕事を終えたとき、
自分たち、チームはいったい何を手に入れるのか。
どんな成長を成し遂げることができるのか。
そんな夢を語ったぐらいで、デスマが防げるわけないだろう。
まさしくそのとおりで、デスマになるときは、
未来を語ろうが、語るまいが、デスマになる。
しかし、デスマになったとき、チームが、
それでも前に進むために必要な、力の源泉となりうるのが
他ならぬ、夢だったりビジョンだったりするんじゃないか。
自分の未来は、自分で創る。
それは、もちろんそうなんだけど、嫌だ何だと関係なく、
組織の一員として、どうしてもやらなければ
いけないときがある*1。
極限の状態になったとき、何に拠り所を求めればいい。
本当に本当に酷いプロジェクトだって、ある。
そんな状況下で、何を拠り所にすればいいのか。
自分たちの未来に賭けるしかないではないか。
その未来をプロマネ*2が語れなかったとき、
本当の意味で救いが、なくなってしまうじゃないか…。