とはいうものの、SIerの方が、大きな契約を作りたがるよね。

いきなりエベレストの登頂を目標にするのはやめよう。 - papandaDiary - Be just and fear not.を踏まえて。

とはいうものの、SIerの方が、大きな契約を作りたがるよね。
例えば1年から2年という、長い期間、それなりの数のエンジニアを食わすことが
できる予算が確保できるのだから。予算達成のために、その契約を、是が非でも
手に入れたい。
しかし、SIerもこれまで何度も痛い目にあってきたわけではないですか。
もう、目を覚まそうよ。

と書いて終えるのは良くある話で、最近、感じた別の思いがある。
それは、SIer側が、そもそも大規模な基幹システムをリプレースするべく、
いい具合のサブシステムに分割する能力を備えているかというと、
そうとは限らないよねというもの。
顧客管理や、販売管理、請求管理といった機能を備えた基幹システムが
長年エンハンスを繰り返してきたせいで、プログラムもデータ構造も
スパゲッティ状態になっているという話も、また良くあること。
そんな状態の既存システムから、綺麗な新しいシステムの絵を描くのは
非常に難しい。
良く分からないままに、基幹システム一式リプレース、みたいな
大風呂敷を広げる羽目になる理由は、そこかもしれない。