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Oracle

10gがもたらす福音(番外)〜OracleMaster10g新機能試験。

本日、9iGold→10gGoldアップグレード試験を受け、無事バージョンアップを 果たしました。 OracleMaster試験との付き合いは、新人の頃からになります。 むかし、苦労したのが、9i金(旧試験制度)でした。DBAⅠ試験を3回目も受ける 羽目になりました。 それ以来…

10gがもたらす福音(14)〜自動オプティマイザ統計収集。

10gではデフォルト、コストベース。ルールベースは今後サポートされなくなる(はず)。 表の監視 STATISTICS_LEVEL=TYPICALまたはALLの場合有効。 監視は、DBの停止時や15分に1度行われている。 監視結果は、DBMA_TAB_MODIFICATIONSビューを確認すること。 …

10gがもたらす福音(13)〜DataPump。

データのロード、アンロードと言えば、これまではexp/impでした。 10gでは、expdp/impdpというユーティリティが導入されている(従来のエクスポート/インポートもある)。 以下のとおり、DataPampは構成されており、従来のものとの互換性はない。 従来のexp/…

10gがもたらす福音(12)〜MERGE文。

本日は、ちょっと地味に、MERGE文に関する拡張。 そもそもMERGE文とは何か? 条件にあえば、UPDATE文発行、あわなければINSERT文を発行する。 というのが、9iまで。 10gでは、 条件にあえば、UPDATE文発行、さらに条件にあえばDELTE文発行。 具体的には、 me…

10gがもたらす福音(11)〜ファイングレイン監査の新機能。

ファイングレイン監査の新機能といっても、ファイングレイン監査(FGA)自体 今まで、使ったことはないが、高度なセキュリティ要件を求められる 場合には、必須となる機能だろう。 FGAとは、監査ポリシーが設定された表に対する、行レベルの操作を 監視する機…

10gがもたらす福音(10)〜ASM。

10gの真骨頂、ASMについて。 ASMとは、自動ストレージ管理の略称。 物理ファイルから、Oracleを解放する画期的な機能。 Oracle風ボリュームマネージャ(LVM)といえば話が早い。 まずは、構成要素から。これらの要素は、DBインスタンスとは 別のASMインスタン…

10gがもたらす福音(9)〜フラッシュバックの新機能(2)。

フラッシュバックテーブル 外部参照制約など、変更に伴うデータ整合が問題となる場合 フラッシュバックテーブルを使用する。フラッシュバックテーブルの実行。 1行管理を有効化する alter table 表名 enable row movement 2フラッシュバックテーブルの実行…

10gがもたらす福音(8)〜フラッシュバックの新機能(1)。

フラッシュバック機能について。 フラッシュバック問い合わせ フラッシュバックバージョン問い合わせ(新機能) フラッシュバックトランザクション問い合わせ(新機能) フラッシュバックテーブル(新機能) フラッシュバックドロップ(新機能) フラッシュバックデ…

10gがもたらす福音(7)〜フラッシュリカバリ領域。

まずは、フラッシュリカバリ領域について。 これは、新たなバックアップ格納先のディスク領域のことである。 格納先としてこの領域を設定できるファイルは以下のとおり。 イメージコピー バックアップセット アーカイブREDOログファイル フラッシュバックロ…

10gがもたらす福音(6)〜自動UNDO管理と表領域新機能(2)。

自動UNDO管理 8のロールバックセグメントの時代から随分進化してきた、UNDOに関する 新機能です。 UNDOセグメントが上書き可能になるのは、トランザクションが終了した 後、さらに、UNDO保存期間を経過した後である。 (ちなみにUNDO保存期間は、UNDO_RETENT…

10gがもたらす福音(5)〜SYSAUX表領域と表領域新機能。

SYSAUX表領域 10gで新たに追加された表領域の1つ、それがSYSAUX表領域。 表領域としては、SYSTEM表領域のように必須。 そして、SYSTEM表領域の補助表領域が位置づけ。 具体的には、AWRやEMのリポジトリを格納するための領域。 データベース作成時に最低240MB…

10gがもたらす福音(4)〜SQLチューニングアドバイザ。

SQLチューニングアドバイザについて。分析要素は次のとおり 統計分析 対象のオブジェクトについて欠落している統計情報がないか、分析する。 SQLプロファイリング 実行計画の間違いを排除するための情報を収集する。 アクセスパス分析 索引を使用することで…

10gがもたらす福音(3)〜ADDM。

AutomaticDatabaseDiagnosticMonitor(ADDM)について。 ADDMは自己診断エンジンの機能のことである。 AWRスナップショットが、MMONによって作成されたときに 自動的にADDMは起動される。 起動されたADDMは最後の二つのスナップショット間を診断する。 AWRスナ…

10gがもたらす福音(2)〜AWR。

本日は自動ワークリポジトリについて。AWRとは、自己チューニング等を目的に定期的に収集された 情報のこと。 収集される統計情報のレベルはSTATISTICS LEVEL パラメータによって異なる。 BASIC…統計情報は収集しない TYPICAL…デフォルト。通常必要とされる…

10gがもたらす福音(1)〜新しいEnterpriseManager。

DBCA管理オプション EnterpriseManagerは、10gでWebベースとなった。 Grid ControlとDatabaseControlという2種類の管理タイプが 用意されている。 GridControl 複数の管理対象サーバを一元管理するために使用する。 管理対象サーバーには、OracleManagem…